とは言ったものの、不安や恐れも同時にやって来る
これから娘と共に踏み込む未知の世界
『不登校』という選択のその先にある未知の世界
それに対する不安や恐れは、波のように大きく小さく、繰り返し繰り返し襲いかかった
『娘の不登校』という出来事は、それぞれの中にある取り組むべき課題にメスを入れ、それに向き合うことを余儀なくし、突きつけてくるようだった
娘には娘の、乗り超えるべき、取り組むべき課題がある
それは自分の軸を確立することかもしれないし
失敗を恐れず信じた道を選択する勇気かもしれない
常識の枠を超えてみる経験かもしれないし
ただゆっくりと休養をとる必要があったのかもしれない
これはあくまで娘自身の課題なので、最終的には本人の力で乗り超える必要がある
下手に手を貸してしまったら、逆に魂の単位がもらえなくなってしまう可能性がある
本人の意思で行動し、未来を切り開くことが重要となる
そして私にも私が乗り超えるべき、取り組むべき課題があり、今回それに強烈に向き合わされることとなっているのを感じていた
私の場合は、取り組むべき課題というよりは、どうも最終試験的なことが起きているような気がしてならなかった
これまで、人生での色々な経験から感じたり学んだりしたことを、自分の腹に落としてきた
そうして育んできた様々な独自の信念を、現実世界でしっかりと活用出来ているかを試されている
そんなことが起こっているような気がして、いよいよ自分のこれまでの変化を試す時が来たのだなぁと
感慨深く感じたりしていた
……
全ては相似象でありフラクタル
娘は、学校に通うという一般常識の枠を超えて、今自分がどうしたいのかという心の声に対し純粋に向き合おうとしている
その行動を、他人の目や常識を基準とせず、本人の意思を尊重し受け止めようとするとき、私の中の鎖が解けていくのを感じた
娘に起こっている現実と、私自身のトラウマやインナーチャイルドに対する癒しが、絡み合いリンクしている
全く違ういくつかの事柄が、結びつき影響し合い、『現在』『過去』『未来』が同時進行で変化してゆく、癒されてゆく、そんな不思議な感覚を感じていた