ウルオのつぶやき

ウルオの日々の想いや不思議な話をゆる~くつぶやくブログです

娘の不登校⑤

 

そのうち娘は、少しずつ学校に登校することができるようになっていった

一日数時間程度、保健室や別室への登校ができるようになっていった

 

この頃には、娘にとっても私にとっても、もう元の状態に戻ることが目標では無くなっていた

毎日を如何に充実した気分で過ごすか、そこを一番に意識する

そして『生きることの幸せ』について、その根本に目を向けて過ごすことを心掛けるようになっていた

 

娘は次第に元気を取り戻し、その顔には笑顔が戻っていった

 

元々お菓子作りや料理が好きだった娘

自主的に毎日の夕飯を作ってくれるようになった

初めから上手だった訳ではないけれど、回数を重ねる毎にコツを掴み、手際良く作れるようになっていった

 

学校には相変わらず時々通う程度

だけど自宅で取り組んだ美術の作品で賞を受賞するなど、頑張ったことへの評価も貰ったりして、学校との繋がりも楽しんでいるようだった

 

娘は娘なりのペースで成長をしている

他の一般的な生徒達とは違うスタイルで

それはいたってシンプルなこと

ただそれだけのこと

 

不登校』については、娘も私もそんな認識で捉えるようになっていった

そして、謎の後ろめたさや罪悪感は、ほとんど消え去っていった