そう、それは翌朝のこと、、
前日の夜、私は暗い気持ちを引きずりつつ眠りました
そうして迎えた翌朝です
目が覚めると同時に、どこからともなく『いや待てよ?』という思いが勝手に湧いてきたんです
自分の事を『最低』とか『薄情』とか思っているようだけど、本当にそうかしら?そうじゃないだろう!と
私は結婚と同時に、主人の母と同居するという選択を受け入れました
以来17年間そんな暮らしをしています
主人の母と『一緒に暮らす』という行為を、365日×17年間継続し積み重ねてきたんです
その同居の日々がどういうものであるかと言えば、勿論いいことばかりではありません
そんな、簡単とは絶対に言えない事を受け入れて、継続してきたということ
カタチは違えど『親』というものに対して向き合う姿勢は、私が目指す誠実さにちゃんと合致しているのではなかろうか
それは紛れもない事実であり、実績のようなものだ
大丈夫、あなたは『最低』でもなければ『薄情』でもない
自分の中のもう一人の自分が、冷静にそんなありのままの『事実』を伝えてきている、といった印象です
その後は、それまでの緊張がほぐれ、心の深い部分がリラックスしていくのが分かりました
そうしてもう一度自分に意識を戻すと、気持ちの切り替わりが一気に起こり、すっかり落ち着いているのに気がつきました
実家の母への対応と、自分自身の人格に関する評価は、全く別の次元の話です
私はそれを混ぜこぜにして考えていた
きちんと分けて考えよう
そんな風に、思考が明晰になっていくのを感じました
今私が違和感を感じているのは、実家の母に対する自分の行動について
さて、どのように改善したら今の私にしっくりくるかな?
心の中がどんどんシンプルになっていきます
『実家の母に対しては、これからはできる範囲で、連絡したり、遊びに行く回数を増やしたりしてみよう、、決して無理はせずに』
私にしっくりくる答えはすぐに見つかりました
必要以上に卑屈になり過ぎず、淡々と、今目の前にある現実に向き合っている感覚が、ほんのり心地よく感じられます
こうしてこの件に関する私のモヤモヤは、急に解決し終了したのでした
③へつづく