生きる上での様々な経験が
わたしのスキルに変換されてゆく
喜びや楽しむことのみならず
苦しみや怒りもまた大切なデータとなる
ここで言うスキルとは
社会的な物質的な何かに対応するものではなく
精神や魂の拡大に関わるものを指しており
それは人としての器の大きさを左右するもの
悲しみの数だけ優しくなれる
苦しみの数だけ強くなれる
無償の愛を他者から受け取れた時に
わたし自身が無償の愛そのものになれる
経験で受け取る気づきには階層があり
浅いものから深いものまで様々
同じ出来事からでも
受け取るメッセージはそれぞれ
いつでもどの階層にでもアクセスは可能
ただしそれはわたし達が獲得したスキルによる
そのスキルを多く持ち合わせている者だけが
到達できる領域がある
同じ場所に立って
同じ風景を観て
同じ出来事に遭遇しても
人はそれぞれ全く違うメッセージを受け取っている
そこで受け取ったメッセージが
その人オリジナルの経験となり
それがスキルとして変換され
魂の器の大きさや形を創ってゆく
今はどんなに辛い経験かもしれない
耐え難い苦痛を伴うものかもしれない
これから先の不安が心を占めるかもしれない
もう限界だと逃げ出したくなるかもしれない
そんな、今まで経験した事がない程の
辛く苦しく悲しい経験は
その渦中にある時は全くそうは思えなくても
しっかりと新たなスキルとして備わっているから
わたしだからこその経験なんだと
胸を張って前を向いて
無理な時は素直に誰かに頼って
涙を流して弱音を吐いたっていい
それら全てがわたしの経験
自分のオリジナルであることが大切
わたしらしい経験を
わたしらしく体験すること
今はどんなに苦しくて
明るい未来なんて少しも描けなくても
それらはどんどん過去にスライドしていく
何もしなくても待つまで真っさらな今がやって来る
