調和、比率、バランス、ハーモニー、など
これらが整っている時、人は美しさや、心地よさや、安らぎを感じてほっとします
このほっとする感覚、とても重要です
誰もが皆持っているこの感覚
私たちにはこのように、調和やバランスを読み取る力が、元々備わっているのです
調和している状態にある時、全ては安定します
人の心も
建物の強度も
生態系のバランスも
一見すると別々の種類の話に感じるかもしれませんが、全ては調和とバランスが鍵となっており、全て繋がっています
ほっとしたり、心地よかったり、安心したりする感覚
この感覚の起こる場所や、タイミングを求めることが、調和し安定した状態を作ることに直結するのです
これは、何も難しいことではありません
私たちは皆、子供の頃はこれを無意識のうちにやっていました
嫌なものは嫌だと言い、自分が一番心地いいと感じるものだけを選ぶ
ただひたすら純粋で真っ直ぐに、自分の感覚だけで生きていたあの頃、私たちは人生で一番生きるのが上手だったのかもしれません
しかし、子どもから大人へと成長するにつれ、人との関わりや社会との関わりが増え、自分の感覚のままに生きることが難しくなっていきます
自分自身のあるがままで生きることは『我儘』と評価され、いけない事だと教わります
そして、慎ましく、我慢して、世の為他人の為に尽くす事が素晴らしい事だと教えられるのです
それはそれで、とても美しく素晴らしい考えかもしれません
むしろ、心から楽しんでそれをするのなら、何の問題もありません
しかし『〇〇でなければならない』『〇〇であるべき』などという強迫観念のようなものに突き動かされている時は要注意です
その行動の発端が『恐れ』や『恐怖』から来るものである時、それは調和やバランスに欠けています
その時の自分の内側が、ほっとして、心地よく、安心しているかを目安にするとわかりやすいと思います
正しい調和とバランスで生きるとき、全ては安定していきます
子どもの頃に当たり前のように奏でていた、調和のとれた美しい旋律
それを奏でる方法が、今すぐには思い出せなくても大丈夫です
あなたがそれを求める時、それは必ず蘇り、一瞬で全てを思い出せます