日々の何気ない瞬間に、ふと紛れ込んでくる小さな違和感があります
『なんか嫌だな』とか『なんか引っ掛かるな』とか思いつつ、それをわざわざ取り上げて事を荒立てるのもなんだかなぁとスルーしちゃう、アレです
初めは、そんなちょっとした違和感から
それが後に大きく成長して、我が身に降りかかってきたりする事があります
……
とある大事な契約に関するやり取りをしていました
それには期日的なものがあったのですが、相手の方に色々と事情があるとのことで、期日までに間に合わせることが難しいとのお話が上がったんです
私には少しだけ時間的余裕がありました
それに、困った時はお互い様という考えも持っていたので、少し期日が伸びても大丈夫ですよと対応したんです
この時、何日迄にというのを具体的に決めておくべきでした
でもまぁ、普通に考えて1週間、長くても2週間くらいで仕上げてくれるだろうと勝手に思ってしまったんですよね、私
それに、期日を延ばすからには修正した期日を明確に示してくるものだとも思っていたんです
大人同士のフォーマルなやり取りな訳ですから、それくらいは当たり前なのかな?と
わざわざ口出しせずに様子をうかがっていました
その後少し待ちましたが新たな期日を示してくる様子がなかったので、第三者の仲介を挟んで確認の連絡をしました
そしたら、3週間後くらいまでには何とかします的な、私としてはあまり納得の出来ない反応が返ってきたんです
この時点で私は、かなり大きな違和感を感じていました
『こんな事ある?』って、ちょっと驚いてしまいました
だけどもだけど、相手の方の事情や状況も分からなくもないし、3週間後とかちょっと有り得ないほど遅いけど、そこまでに仕上げてくれるなら、、と『我慢』しちゃったんですよね
私の性格的に争いごとが苦手というのもあって、そういうのを避けたくて『逃げ』てしまったんですね、多分
私が我慢する事で丸く収まるならそれでいいか、、といういつものパターンです
でも心の中は、正直なところ不満で一杯でした
それをどうにか抑え込んで、私は私に『我慢』をさせたんです
そしたら、です
『やっぱりもっと時間が掛かりそうです』という連絡が、、
何というか、ガッカリでした
色々と残念で、何だか悲しくて、当然怒りも湧いてしましたし、、
『こんな事あるの?』ってとにかく驚きました
で、その相手の方に対する不満とかひとしきり感じ切った後、ふと思ったんです
『てか、この現実を創造したのは自分なんだよなぁ』と
そこから、今度は意識の反転が起こりました
それまでは『出来事』が外の世界から自分に向けて降りかかってきているイメージで捉えていました
それを『自分が出来事を起こしている』という感じで、立場をひっくり返して考えてみたのです
そしたら、これは自分の中に芽生えた『違和感』にしっかりと向き合わずに、我慢したり逃げたりしたことで、どんどん事が大きくなっていったのだということが分かったような気がしたのです
であるなら、私が今とるべき行動は非常にシンプル
その『違和感』を解消するべく、自分の気持ちをありのまま相手に伝えることなのではなかろうか
そこから先は非常に淡々と行動することが出来ました
まず、相手の方に対する変な感情やわだかまりは一切感じなくなりました
そして、ただ淡々と自分の考えや意見を伝えることが出来ました
後は、打開策を打ち出すなりして、お互いの希望が叶う方向に調整をしていくだけです
この出来事はまだ解決していません
でも、私の中では『もう終わった話』くらいの勢いで、今とても冷静なんです
そして『さて、これからどうなるのかな~?』という観察者や傍観者的な気分になっています
今回の事で改めて分かったのは『小さな違和感を放置してはいけない』ということ
これ、本当に大事!そう思いました