爽やかに晴れ渡る秋の日も素敵だけど、たまには雨や嵐の日も、それはそれで素敵だと思っています
今朝は出勤の為に車に乗り込んだ途端に、もの凄い『嵐』レベルの暴風雨
傘を差して道行く人の中には、傘がひっくり返ってずぶ濡れになってしまっている人もいた程
ここまで酷い暴風雨になると、車の運転も大変です
だけどこの、力ずくで全てを洗い流すような圧倒的なパワーもまた、ある意味"ぐっ"とくるんですよね
自然の力になす術なく、抗うことさえできず、従わざるを得ない感じ
そして、有無を言わさず、分け隔てせず、全てに対し平等に浄化してゆく感じ
そんな潔さが何だか好きなんです
そんなこんなで何とか通勤路を運転していた訳なのですが、職場に到着する頃にちょうど雨が上がり、キラキラの日が差してきました
草木や空気や目の前に広がる景色全てが、一皮剥けたかのように輝いて見えます
これこれ、この感じ!
嵐が去った後の『破壊と再生』的な、この感じ!
この感じが、とてもとても好きなんですよね
新しく、美しく、何かが生まれ変わるとき、そこには『破壊的な何か』もセットになって起こる事が多いように思います
一度完成された何かを手にしてしまうと、今度はそれを手放すことや、失うことへの恐れが湧いてしまいます
だから私たちは『破壊的な何か』に対して潜在的に恐れや嫌悪感を持っているのではないかと思っています
だけどそんな『破壊的な何か』の後には必ず新たな希望の光のようなものが現れることも、誰もが皆潜在的に感じ取っているとも思っているんです
突然の嵐と、その後に目の前に現れた美しい景色
それらがまるで、私にそんなメッセージを届けてくれているかのように思えた、そんな朝でした