あの日深く傷ついたことを
振り返るのが辛くて
思い出したくなくて
わざと意識を逸らしていた
わたしが被害者だったとしても
誰も悪者にしたくなかったし
そんな事したところで
心が晴れないことを知っていたから
悲しいけれど
悲しくなることを許さず
攻撃的な感情を噛み殺して
自分の中に閉じ込める
それがいつの間にか
トラウマとなっていき
その傷は癒えるどころか
深く大きな痛みへと成長してしまった
どんなに目を背けても
その傷は勝手に消えたりはしない
そんなことを
改めて思い知らされている