先日私の住んでいる地域で花火大会が開催されました
本来なら毎年8月上旬に開催されていた花火大会でしたが、今年はその頃に大変な大雨で河川が増水し、危険な状態でもあった為、9月に延期になりました
この花火大会は、例年ですと夏休み中の夏の盛りの開催という事もあり、大人も子どももみんな楽しみにしている、夏の大きなイベントです
この日は毎年沢山の人が河川敷に集まり、とても賑やかで華やかな夜となります
少し湿度が高くて、生温い風が漂よう、真夏の夜の独特な空気感、、
そういった全ての要素が合わさっての『花火大会』が毎年恒例のイメージです
そんな夏の風物詩である花火大会だったのですが、最近ではコロナの関係で2年連続中止になっており、今回はまさに3年振りの開催!
色々と思うところもあり、喜びもひとしおです
幸いなことに、我が家では2階の窓からそれを眺めることもできます
ですが、やっぱり花火会場の河川敷付近まで足を伸ばした方が、見え方が違うし、迫力もあるので、よっぽどな事がない限りはそのようにしています
今年の花火大会は9月の上旬
季節は夏の終わりを通り越し、すっかり秋の始まり感
日が落ちると風は冷たく、虫達の声も明らかに秋のサウンド
いつもとは明らかに違う季節感ですが、これはこれで何だか新鮮です
娘達は、本当なら浴衣で観覧しようとしていて、それを楽しみにしていた様です
だけど流石に今の季節感では無理という事で、諦めて普通のお洋服で出掛けることになりました
浴衣はまた来年のお楽しみ、です
さて、そんな久し振りの花火大会
日中少し雨が降ったりもして天気が心配でしたが、開催時刻には丁度よく晴れて、気温も寒過ぎずにいい感じです
持ち物は最小限に、それぞれが自分の折りたたみチェアを持つスタイル
そして屋台にて、肉巻きおにぎり、ホルモンの煮込み、チーズハットグ、フライドポテトなどを購入しました
ここ数年は、コロナ禍でお祭りなどのイベントも軒並み中止が相次いでましたから、屋台での買い物だけでも少しワクワクしちゃいます
そしていよいよ始まった花火の鑑賞
色鮮やかな光を目で味わい
光より少し遅れて響き渡る音を、その振動と共に味わい
花火の合間には、草むらから聴こえる秋の虫達の声に癒され
足元に炊いた蚊取り線香の香りがほんのりノスタルジック
それらが混ざり合って出来上がった空間は、やはり他では味わうことの出来ない特別なもので、
目の前に繰り広げられる花火を鑑賞しながら、これまでの花火大会にまつわる色んなエピソードも同時に重なって見えてきたりして、ほんの一瞬の中に様々な感覚が刺激されます
それは『今までこんな感じ方してたっけ?』と少し戸惑う程の情報量でもあり、五感+第六感の自分の持つ全ての感覚器官がフル稼働しているような不思議な感覚、、
花火の鑑賞中は割とずっとそんな状態で、それはそれで面白かったです
とりあえず、自動的に起こるそれをありのままに受け入れて、言葉では言い表せないその感覚を受け取りつつ、花火の鑑賞を楽しんできました
花火大会の独特な感覚
沢山の人たちが同時に同じ花火を見て、その瞬間それらの魂的なものが一つに重なり合っているかのような一体感が生まれている、、私にはそんな感覚があります
夜で暗いということもあり、河川敷の広範囲にわたって、一体どれ程の人がそこにいるのかは目で確認することは出来ません
だけど、ものすごい数の人がそこら中にいるのは気配とかで分かるんですよね
夜のイベントって、昼間のそれとは違って色んな意味で何だか独特
普段はそこまで深く掘り下げたりしないけど、よーく考えると面白い気付きがあったりして楽しいかも、と思いました
そんなこんなで夏の忘れ物のような『花火大会』も無事回収し終えました
これで本当に夏が終わり、秋に切り替わるのだなぁという節目感
そんな夜でした