無意識に
自動的に
機械的に
空いているスペースに
何でもかんでも詰め込んでいた
それは物であり
それは予定であり
それは情報であり
それは思考であり
ありとあらゆるものを
その有限で貴重なスペースに
『とりあえず』なんて簡単な感覚で
無造作に放り込んでいた
どれだけ沢山のスペースが空いているからといって
何の考えもなく
何のこだわりもなく
何の基準もなく
ただ詰め込むのはよくない
それらは全てが自分の一部
大切で重要な自分の一部
どんなに僅かなものでも
どんなに些細なことでも
自分を構成する一部分にはこだわりを持っていたい
だからしっかりと選択する
ひとつひとつのパーツを
愛を込めて自らの中へと迎え入れる
自分にとっての
特別
こだわり
大好き
それらをコツコツと積み重ねて
丁寧に集めていく
空いているスペースを大切に扱うことは
自分自身を愛でることと同意である
私はそう感じている